月夜見山荘/おすくにのブログ

南アルプスの麓、日本で最も人口が少ない町・山梨県早川町に移住して20年。地域の人たちから教わってきた山の暮らしの知恵や技術を継承するために、山の暮らしの豊かさを分かち合うるオーベルジュ(宿泊施設のある飲食店)を2019年1月に開設。このブログでは、私たちの暮らしぶりや四季折々の山の恵みを紹介していきます。

今シーズン最初のキノコ狩りは珍道中に。

釣りにうつつを抜かしている間に、キノコシーズンに突入。
友人から「いろいろ採れたよ」と聞かされお尻に火がつき、娘と甲斐犬のモクを連れて今年初のキノコ狩りへ。


心優しい友人におおよそのポイントを教えてもらい、その少し下から山に入る。
尾根の両脇を見ながら山を登り、タマゴタケ、カラカサタケ、チチタケなどを収穫。

 

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カラカサタケを手に持ち、これ本当に食べられるのー?と疑いの眼差しを向ける娘。

30分ぐらい登って、教えてもらったポイント付近に到着。
周りをよーく見渡したら、あるある、大きくてまん丸で白い風船のような物体が!

 

本命のオオモミタケをゲット!
がさもあるし、歯応えも良く保存もしやすい、料理屋にとってはありがたいキノコです。

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いい調子!まだまだとるぞー、とキノコを探しながら尾根を登っていたら、ふとモクがいないことに気づく。

いつもなら呼べば戻ってくるのだが、今日は何度呼んでも戻って来ない。うーん、どうしたものか。


仕方ないので、一度山を下りて車に戻り、林道を探すも見つからず。
こりゃあ参ったなと、もう一度同じ山に登りあちこち探すも全く気配なく、再度、車に戻って林道を探すもやっぱり見つからず。


雨もポツポツしてきたし、これで見つからなければ一旦うちに帰ろうと決め、最後になんとなく気になったところを探そうと車を止めて歩き出したら、林道を向こうからテクテク歩いてくるモクの姿が!


今年最初のキノコ狩りは、キノコ探し約1時間、モク探し約2時間半の大騒動となりました。

 

まあでも、モクが無事だったので良かったということにしよう。
キノコもそれなりに採れたしね。

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こちらの気も知らず、涼しい顔のモク(発見後に撮影)

時短営業期間の延長に関するお知らせ(山梨県まん防指定につき)

山梨県の新型コロナまん延防止重点地区指定により、手打ちそばと山の食おすくには、8月14日から22日までの間予定していた時間短縮営業を、9月12日まで延長いたします。


期間中の営業時間は以下のようになります。


ランチ : 11時30分〜14時ラストオーダー
ディナー: 18時〜20時閉店(要予約)


なお、期間中、お酒類の提供も停止いたしますので、ご了承ください。

8月22日まで、営業時間短縮のお知らせ(山梨県からの要請)

手打ちそばと山の食おすくには、本日8月14日から22日までの間、山梨県の要請を受け、時間を短縮して営業いたします。


営業時間は以下のようになります。


ランチ : 11時30分〜14時
ディナー: 18時〜20時

 

ディナーは予約制となっております。ご予約のない日につきましては営業いたしませんので、ご注意ください。

山荘でアマゴ祭り

昨日からお泊りのお客様が、今朝、雨の中、渓流釣りに。


見事、塩焼きサイズのアマゴを多数釣ってお帰りになり、こちらで料理させていただきました。

 

まずは定番の串焼き。
炭火を囲むように刺して、強目の遠火でじっくり焼き上げます。

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こうすると焦げることなく身の水分が抜けて旨味が凝縮。
骨も柔らかくなり、頭から尻尾まで余すところなく食べられます。

 

続いてアマゴ飯。
素焼きしたアマゴとニンニクを入れて炊き込みます。

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頭と中骨を取り除き、身をご飯に混ぜてお召し上がりいただきます。
混ぜる時に漂うニンニクの香りがたまりません。
アマゴの香ばしい出汁がお米に染み込み、何杯でも食べられそう。

 

最後は、釣った魚がないとお出しできない内蔵の料理。
胃袋の炒め物と卵と肝臓のさっと煮です。

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コリコリとした食感の胃袋。
ねっとりとした卵、白子、肝臓。
お酒が進まないはずがありません。

 

いつもはジビエがメインですが、今日は脇役。
囲炉裏を囲んでのアマゴ祭りとなりました。

 

ちなみに、私が食べて書いたような記事ですが、お客様にお出しした料理なので、私は一口も食べておりません。描写は私の経験を元にした思い込みですが、きっとお客様も同じように感じていただけたはずだと信じています。

仕事と称して娘と渓流釣りに行く幸せな父親

今日は娘と渓流にアマゴを釣りに。

 

仕掛けを作るのも、餌をつけるのも、釣れた魚を針から外すのも、娘は自分でできるようになりました。成長(涙)。

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そして今日も、いい型のアマゴを何本も釣り上げました。
しかもヒレが綺麗な天然物。

 

父親より筋がいいかも(涙)。

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帰りにミズ(ウワバミソウ)を収穫し帰宅。

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ミヤマクワガタにも出会い、充実した1日となりました。

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夏のコース料理

本日、ご宿泊のお客様にコース料理をご提供しました。

何度もお越しいただいているお客様なので、いつもと違う食材をお出ししたい。
そう思い、当日早朝より、釣りを始めたばかりの娘を連れてイワナ釣りに。

日頃の行いが良かったのか、娘のビギナーズラックに助けられたのか、運よく塩焼きにちょうど良いサイズのイワナを人数分確保でき一安心。夏の野草や畑の食材と一緒に夕食のコース料理の中でご提供しました。

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ここからはコース料理のご紹介。

 

一皿目/夏の野草を使った前菜

スベリヒユヤブカンゾウの蕾、イワタバコ、フキ、ツユクサを様々な味付けで

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二皿目/鹿の肉味噌田楽

さすらいの料理人、花輪剛シェフに伝授していただきいた鹿の肉味噌をアレンジ。

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三皿目/イワナの塩焼き

釣ってきたことを証明するために、炒めた胃袋も添えて。

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四皿目/天ぷら、五皿目/鹿モモ肉のタタキ風、締めのもりそばの後、

デザートは、長芋のムースに自家製ブルーベリージャムを添えて。

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野いちごのお酒

近くの野っ原に、赤い実が目立つようになりました。
野いちご(にがいちご)の実です。

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今日は、この実を収穫して果実酒に。
(ついでにホタルブクロも収穫。こちらは酢漬けに。)

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以前、町内のお客様いちごの果実酒を差し入れしていただき、それがとっても美味しかったのですが、その時、いちごはブランデーに漬けると良いと聞いたので、野いちごですがブランデーに漬けてみました。(なので酒に漬けた実がよく見えません)

 

美味しくなりますように!

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