月夜見山荘/おすくにのブログ

南アルプスの麓、日本で最も人口が少ない町・山梨県早川町に移住して20年。地域の人たちから教わってきた山の暮らしの知恵や技術を継承するために、山の暮らしの豊かさを分かち合うるオーベルジュ(宿泊施設のある飲食店)を2019年1月に開設。このブログでは、私たちの暮らしぶりや四季折々の山の恵みを紹介していきます。

廃鶏(親鳥)の料理

廃鶏(ハイケイ)とは、卵を産まなくなった鶏のこと。
一般的には親鳥といったりもします。

 

早川では、重要な栄養源である卵を得るために、鶏を飼う家庭が多かったのですが、卵の他にもう一つの楽しみが、この廃鶏

お客さんが来たとき、宴席があったとき、そんな晴れの日に卵を産まなくなった親鳥をさばき(つぶし)、甘辛く煮込んだり、炊き込みご飯にしたり、うどんやそばの汁にしたりして楽しんできました。


歯ごたえがあって味も濃いこの廃鶏が、早川町民にとっては懐かしい思い出の味。今でも好んで食べる人も少なくありません。


こうした地域の文化ともいえる廃鶏を使った料理を、おすくにでも考案していきます。

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廃鶏のすき焼き

ディナーをご予約のお客様には、ご要望があれば積極的にご提供したいと思います。ご予約時にお問い合わせください。

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廃鶏の肉じゃが