月夜見山荘/おすくにのブログ

南アルプスの麓、日本で最も人口が少ない町・山梨県早川町に移住して20年。地域の人たちから教わってきた山の暮らしの知恵や技術を継承するために、山の暮らしの豊かさを分かち合うるオーベルジュ(宿泊施設のある飲食店)を2019年1月に開設。このブログでは、私たちの暮らしぶりや四季折々の山の恵みを紹介していきます。

おけじゃ飯(煎り黒豆のご飯)

黒豆を見かけると無性に作りたくなるのが、このご飯。

「おけじゃ飯」という、島根県出雲地方の郷土料理です。

 

作り方はいたって簡単。

 

黒豆がハチマキをする(皮に亀裂が入る)までフライパンなどで煎ります。

あとは研いだ米に煎った黒豆を加え、酒と塩を加え炊くだけ。

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ほんのり紫がかったお米が美しい。

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豆の香ばしい香りがたまりませんなー。

 

おおよその分量の目安です。

 

米3合
豆1合
酒70cc
塩小さじ2(ちょっと薄いかも)
水は米と豆を足した量に合わせる(この場合は4合に合わせる)

 

で、おけじゃ飯の「おけじゃ」ってどういう意味?
煎った黒豆に入ったハチマキのことを、現地では「おけじゃ」というそうです。

 

豆料理と聞くとなんだか難しいイメージがあるかもしれませんが、この料理はとっても簡単なのでぜひ皆さんも試してみてください。

 

おすくにでも、しばらくの間、季節のご飯として、この「おけじゃ飯」をご提供していきます。