月夜見山荘/おすくにのブログ

南アルプスの麓、日本で最も人口が少ない町・山梨県早川町に移住して20年。地域の人たちから教わってきた山の暮らしの知恵や技術を継承するために、山の暮らしの豊かさを分かち合うるオーベルジュ(宿泊施設のある飲食店)を2019年1月に開設。このブログでは、私たちの暮らしぶりや四季折々の山の恵みを紹介していきます。

母家の縁側を憩いの場に。

先日から、おすくにの敷地内に立つ母家の縁側を解放しています。

ここに住んでいたおばあちゃんも、よくこの縁側で近所の人たちとお茶飲みをしていたとか。そんな風景を取り戻したいという思いもあって、一念発起し縁側とその周辺を片付け、障子紙も貼り直し。

眠っていた火鉢を引っ張り出して縁側に置けば、すっかり憩いの場に。

それにしても、縁側は気持ちいいですねー。
日当たりも良くポカポカ。

 

 

縁側の片隅には胡桃も置いてみました。
自由に割ってお召し上がりください。

 

先日は、娘たちが火鉢に炭を入れ、正月についた餅を焼いて食べました。
結局、自分達が一番寛いでいるかも。

 

ご来店の際は、ぜひこの縁側に座ってみてください。

アナグマのすき焼き

人によるとは思いますが、アナグマは獣肉の中で一番美味しいとも言われるお肉。


今日は定休日ですが友人が遊びに来てくれたので、少し前に知り合いの猟師さんからいただいて保存していたアナグマを試食してみることに。

作ったのはすき焼き!

一回戦は、脂の乗った前足で。

 

2回戦は、これまた美味しいとされる内臓にチャレンジ。
(左上から時計回りに、胃袋と腸、レバー、ハツ)


肉は脂が甘くて美味しいですねー。
ハツや胃袋はコリコリ、レバーは脂が乗っていてねっとり、これまた美味!

あっという間に完食。
こりゃ一番美味しいと言われるのも納得の味ですね。
ご馳走様でした。

明日は残った汁にうどんを入れて食べようっと。

春の気配

このところ我が家の周辺でも少しずつ花が咲き始め、いよいよ春が来たかな?という気配を感じております。

 

おすくにの中庭には、オオイヌノフグリの小さな花が。

 

おすくにの裏では、梅の花がチラホラ咲き始め、

 

フキノトウも顔を出し始めました。

 

こちらは別の集落で咲き乱れるセツブンソウ。

 

水道も凍らなくなってきたし、朝起きた時の寒さも今までほどではありません。1日1日季節が春に向かっているのを感じる今日この頃。厳しい季節を抜けて、なんだか少しホッとしますね。

 

 

久しぶりの大雪

久しぶりに雪が降りました。
それも結構な量。積雪30cm超えです。


今日は朝から雪かき三昧。
恩歳83歳の私の父親も参戦です。



昨夜、最後は雪から雨になり、また今朝はいい天気で気温も上がり、雪もどんどん溶けてはいるのですが、でも全く終わりが見えてこない…。



ということで、ランチ営業は臨時休業です。
雪景色と青空をバックに蝋梅の花が一段と美しく見えます。
雪もたまにはいいもんだ。と言える心の余裕が欲しいものです。

猪のミートローフ

本日のコース料理の一品。
猪のミートローフ。

猪が食べたと思われるクリ、クルミ、大豆も一緒に入れてみました。
味噌の風味とアケビの皮の苦味がアクセント。

お客様からも大好評でした。

冬の摘み草の天ぷら

本日のコース料理では、

山荘周辺で見られる野草を摘んで天ぷらに。

 

タネツケバナ、チチコグサ、そしてハコベかき揚げに。

ついでに自家製の干し柿も天ぷらにして添えてみました。

 

まだまだ寒い日が続いていますが、野草を探しながら季節は着実に春へと向かっていることを実感しました。

 

毎年恒例、正月明けの餅つき2023

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

年末は忙しいのが蕎麦屋の宿命。
普通の家庭なら正月前にやる餅つきも、我が家では正月明けに。

青空の下で餅つき。気持ちいいー。
娘の手返しも、もう慣れたもの。

 

まずは白い餅をついて、きなこ、あんこ、大根おろしで食べます。
その後は、きびもち、よもぎ餅と続きます。

 

餅つきの横ではBBQ。
じいじが作った安納芋を焼いたら、ねっとりまったり。
最高の休日となりました。