昨夜はディナーのご予約がありました。
5000円のコース料理を作りましたので、ご紹介いたします。
【コース内容】
夏の摘み草を使った前菜三種
湯葉巻き
山の珍味プレート(鹿レバー燻製、豆腐味噌漬け、稚鮎山椒煮、チチタケ炒め煮)
夏野菜の冷汁
アマゴ焚き火焼き
野草ときのこの天ぷら
鹿&牛のロースト
もりそば
蕎麦の実タピオカ風
冷汁は、かつて山仕事の際に、味噌に煮干しや香味野菜を混ぜた味噌玉を持っていき、昼食時にそれを山の水で溶かし、麦飯の上にかけて食べた、この地域の食文化です。食欲が減退する暑い夏に、少しでも食を進め栄養をとるための工夫です。
また、アマゴは、炭火ではなく薪で焼きました。自分が魚を釣ってきたときに、ガスコンロや炭火よりも、河原に落ちている木で焚き火をし、そこで魚を焼いて食べるのが一番美味しく感じるんですよね。それを皆さんにも味わっていただきたいと思いまして。
今回のコース料理、野山からとってきた食材は、
スベリヒユ、ヤブカンゾウ、アカザ、イノコヅチ、クズ、クワ、チチタケ、鹿など
地元産の農産物、加工品は、
茂倉ウリ、ミョウガ、エゴマ、早川きのこ園の黒アワビ茸、南アルプス活性化財団の白鳳味噌など
今回も、この地域で今採れるもの、手作りのものをふんだんに使わせていただきました。
ご予約、誠にありがとうございました。