月夜見山荘/おすくにのブログ

南アルプスの麓、日本で最も人口が少ない町・山梨県早川町に移住して20年。地域の人たちから教わってきた山の暮らしの知恵や技術を継承するために、山の暮らしの豊かさを分かち合うるオーベルジュ(宿泊施設のある飲食店)を2019年1月に開設。このブログでは、私たちの暮らしぶりや四季折々の山の恵みを紹介していきます。

アカショウビンが鳴き始めました。

月夜見山荘とおすくにのある西之宮集落を取り囲む山々で、今年もアカショウビンが鳴き始めました。

なかなか姿を見ることができない鳥ですが、この鳴き声だけでも貴重。今日一日いいことがありそう。そんな気分になりますね。

ちょっと聞こえづらいかもしれませんが、耳を澄まして聞いてみてください。

(1秒、5秒、23秒、31秒あたりで聞こえる、キョロロロロロローという鳴き声です)

我が家に鶏が来ました!

前々から飼いたいと思っていた鶏。
とうとう実現しました。

 

我が家に仲間入りしたのは「岡崎おうはん」という品種の鶏5羽です(雌ばかり)。
卵も肉も美味しく、白黒の羽が毛針にも使えるかなと思い、この品種にしました。

 

お尻の羽毛がフサフサで、とっても可愛いです。

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かつては町内あちこちで飼われていた鶏。
卵は貴重なタンパク質であり、またお祝い事や大切なお客さんが来た時には、捌いてご馳走になりました。

 

うーん、でもすでに愛情が湧いてしまい、こいつらをとてもじゃないが捌ける気がしない(笑)。

 

 

猪とタケノコの山椒煮

今日ご予約いただいたお客様にお出しした料理です。
猪肉とタケノコを、山椒と一緒に醤油仕立てで煮てみました。

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タケノコは猪の大好物。なので合わせて料理にしても相性抜群。
という私の妄想的な理論です。

木の芽とタケノコ、これも相性抜群ですね。

鹿背骨の南仏風ハーブ煮込み

今夜ご予約いただいたお客様にお出しした料理です。

ガッツリお肉を食べたいというご要望でしたので、鹿の背骨を使ってハーブ煮込みを。

 

まずは背骨を水煮にし、お肉が骨から外れるようになったら、セロリ、ローリエローズマリー、その他数種類のハーブと一緒に煮て、最後に塩で味付けです。

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とってもシンプルな料理。
見た目はワイルドですが、味はとっても上品です。

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コシアブラご飯

塩ゆでしたコシアブラを混ぜ込んだ、香りの良いこの時期ならではのご飯です。

まずはコシアブラを塩ゆでします。
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水気を絞って細かく刻みます。

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塩と酒を加えて炊いたご飯に混ぜ込んで完成。

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コシアブラの独特の香りが鼻に抜け、春を感じる喜び。
山の神に感謝ですね。ご馳走様でした。

この料理、コロナ休業中につき、お客様にお出しできません。
来年、コシアブラがまたたくさん採れたら、お客様にもお出ししたい料理です。

タケノコの木の芽味噌和え

孟宗竹のタケノコがとれる季節になりました。
この時期に作らずにいられないのがこの料理。

 

山椒の若い葉っぱをたくさん摘んできて、それを味噌、味醂などとすり合わせ、アクを取ったタケノコと和えて出来上がり。

 

木の芽味噌の出来具合が、この料理の成否を左右します。
味噌は少なめ、木の芽は多めがポイントです。

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あかね鱒のスモークと新玉ねぎのマリネ

昨日作った甲斐あかね鱒のスモークを、新玉ねぎと一緒にマリネにしてみました。

 

オリーブオイル、酢などで作ったマリネ液にスライスした新玉ねぎとあかね鱒のスモークをどっさり。こりゃあ贅沢ですな。

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