アケビのシャーベット
たわわに実るアケビ。
昔はいたるところに生えていて、子供達がおやつ代わりに採って食べたそうですが、今は、山に成る実はほとんど猿に食べられてしまいます。
写真も、我が家の庭に生えているアケビです。
ぱっくり割れたら採りごろです。
数日後、こんなにたくさん採れました。
中の白いのが子供のおやつになる甘い部分。
ほのか〜な甘みですし、白い実の中にスイカの種のような小さな種がたくさん詰まっていて食べづらく、残念ながら現代の子どもで好んで食べるのは少数派かも。でも、甘いものが手に入りづらかった昔は、貴重な甘味だったんでしょう。
ということで、今回はこの実を使ってシャーベットを作ります。
(実を取った残りの皮は、また別の料理に使います。)
作り方はいたって簡単。
まずは、ザルに入れた実をヘラで潰しながら、種と白い部分を分けます。
種を取った後の実。
この状態だったら、子どもたちも喜んで食べるかも。
あとは、酸味を加え、空気を混ぜ込みながら冷凍するだけ。
ほのかーな甘みの中にある独特のアケビの香りが、なんとも幸せな気持ちにさせてくれます。
コース料理の最後のデザートとしてお出ししていこうと思います。